幻想曲Vampire

主に二次元

年の初めのクソ駄文

みなさん新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

ここでいう「みなさん」ってはたして何人いるのか全く不明ですけど。
チラシの裏に文字書いてる時に相手に呼びかけることある?

自分は新年に抱負とか目標とかまったく抱かない人ですが、
今年は公に書けること書かないこと含めいくつか目標を設定してみようかと思ってます。

まぁめでたく30迎えていよいよ大学生みたいな気分ではいられなくなったことだし(少なくとも対外的には?)、そろそろ真人間に戻る道筋も用意しておこうかと。戻れるかどうかは別にして。
加えて、ここ数年ごぶさただった創作活動などを再度色々初めてみようかとも思っています。

金と時間つかって、麻薬のように快楽を摂取するだけもそれはそれで楽しいんですが、自分ひとりだとそこには限度があるし、そこにリソースを注ぐことで上記のような可能性は目減りしてくわけで……
ほとんど何の成果の無い自分の人生において、多少悪あがきを試みる年にしてみようかと思います。
それがうまくいって、なおかつ今までのような楽しみも維持できたらそれ以上のことはないよなあ。
とまあこういう思い付きを書き留めておいて拘束力にするねらいはあるんですが、一月で挫折したらそれはそれよ。

まぁくっだらねえ所信表明はここまで。あとは今年のイベやアニメ視聴などの抱負などを語って終わりにします。


今年もi☆Ris(特に久保田・芹澤)・小松未可子をメインに色々ライブ・イベントを楽しんでいきます。
i☆Risが出る日なら(みかこしも出てほしいが)アニサマも行くだろうし、プリパラ・プリチャンの恒例のも行くし、間にちょこちょこ立花理香上坂すみれも挟みつつ、まだ行ったことないひともたまには行ければいいな。まめぐとかfhánaとかのワンマン行ってみたいんだよねー。あとはペルソナも今年やるみたいだし、行きたい。マクロスクロスオーバーライブはもうほんとに望みないのかしら…

イベ初めは1/6の『3D彼女 リアルガール』13・14話先行上映会すね。
これはアニメが好きすぎるのと、芹澤・上西くん・うえしゃまの座組みからですね。
クボタは、今月末のリリイベまで会えんかもしれんな。
なんと偶然にも昨年のイベ納めにも今年のイベ初めにもうえしゃまがいるんですよ。
うえしゃまもなー、また接近の機会あれば一度は行ってみたいかなあ。

次はi☆Ris 17thSG「Endoless Notes」リリイベ@台場。教会広場とか3年前まだリスオタなりたての頃行ったやつ以来じゃなかろうか。今回のシングル、東京でリリイベ3回+ネットサイン会とかもあってけっこう充実。さらに春にはもう一枚シングル出るし、嬉しいけど財布の息の根がやべえ。

翌日に久保田のソロイベ、わんわんおーこく2019冬 姫様と御会食。まったくどうなるかわからない飯イベですが、以前から肉食ったりイチゴ狩りとかしたりするバスツアーなんかいいよねと言ってきてはいたので、その試金石なイベントですね。

次がわぐりすらんかな。まだ当落出てないけど。わぐは今年最後なので昼夜行きますよ。
ランガちゃんも入るのは単純に嬉しいんだけど、それぞれのライブの尺は短くなるだろうしそこが憂鬱ではある。各グループ7曲&トークパート45分とかだったら満足すんだけど。

その次がプリパラのツアー行って、リリイベ行って、i☆Risのツアーとかですかね。
みかこしは今んとこ予定がないですが、おそらくツアーもリリイベもハピこしもやるでしょ(ハミマは結局チケ入手してない。どうしよ)


アニメは、12月までのクールがゾンビランドサガ・SSSS.GRIDMANと2つもオリジナルでクッソ面白い作品が出てきて素晴らしかった。待望のジョジョ5部もすごくよい進み方してるし、プリチャンも1年かけてキャラへの愛着とか、話の観方定まってきてよい。2年目も楽しみ。

プリキュアは、2年ぶりに視聴継続したHUGプリが超名作だったので別れるのが辛い。
ただまぁ来期の『スタートゥインクルプリキュア』もみかこし・安野さんがプリキュアになるということで、全話視聴確定なのよね。

ライダーは、今年ほんと久しぶりに年間通してみた『仮面ライダービルド』が素晴らしかった。ドシリアスで、ギャグもあり、役者の演技力も文句なし。前半から飛ばしてたストーリーもたまんなかったすね。
僕平成2期(1期も多少あるが)の2話完結ゲスト回乱発展開がめっちゃきらいなので、ひさびさに俺の知ってるライダーきたって感じでしたわ。

いまやってる『ジオウ』も面白くはあるんだけど、レジェンド様が出てる割には変身基本しないしお得感がない。ジオウの各フォームもださいしな……。そもそもフォームチェンジ自体毎週1回ぐらいしかやってなくて、せっかく奪った力よ……となってる。

戦隊は、もはや視聴習慣無いに等しいんだけど、そうこうしてたらルパパトが面白いのに気付けずってのがあるので、次のは1話は観てみようかしら。

その他、深夜アニメ含めて今期は18本ですかね。どれだけ続くか知らんが。
※内訳
継続:プリチャン・HUGプリ・ジョジョ。新規:3D彼女シーズン2・グリムノーツ・けもの・ケムリクサ・revisions・ネバラン・かぐや様・賭ケグルイ・スタプリ・ブギーポップ・ガーリーエアフォース・バーチャルさん・上野さん・雨色ココア・荒野のコトブキ飛行隊


ではではみなさま重ねてではございますが、今年も宜しくお願いします。
ネットでもリアルでも縁があればよろしく。

ハピこし!ライブ2018 ~30 years, 30 songs~ 感想

今回は早々とブログ書くぞ。


2015年に初参戦してから毎年楽しみにしているみかこしの恒例バースデーライブで、かつその年のライブの集大成。(ハピこし自体はデビューした2012年から継続してるので、2012~2014までは参加していない)
最初に参加した年はまだスタチャ時代、「群青サバイバル」をひっさげたミリタリー風な演出のライブで、この頃はまだギターも弾いてたんよな。

2016年はレーベル変わって最初のライブ。この年唯一のライブ。曲中でこみあげて歌えなくなったり、MCで一度予定されていたハピこしがなくなったことを話したり、それでも歌う機会ができて、これからも歌い続けることを大切に想ってくれているみかこしをみて涙ぐんだり……エモいライブだった。

2017年はトイズ初のアルバムツアーを経ての新しいスタンダードとなったハピこし。
コナンの歴代OPカバーもまじえつつ(ギリギリchop!のシャウトは今でも印象に残っている)ボールルームのED曲もたっぷりお届けする熱いライブだった。

そして今年。以前からテーマ発表されていたとおり、みかこしが30を迎える年に(同い年だから俺も三十路迎えちゃうんだが……)
いままでのみかこしを彩る30曲をメドレー込みで披露するとのことで、
これは近年ちっともやらなかったスタチャ時代の曲も披露されるだろうと、例年よりも心待ちにしていたのだった。

※ここから長いので一応注意
まぁいつもどおり纏まりのない長文と化したが、読み方としてはお気に入りの曲だけ拾い読みして賛同・否定とかすればいいんじゃないでしょうか。
みかこしを知らない人は埋め込んだ動画さらって好きな曲があれば音源入手するなどしてついでに隣接楽曲も攻めていってほしいし、もしよければ3月に豊永利行くんとのツーマンもあるので参加してくれたら幸い。

続きを読む

i☆Ris 6th Anniversary Live ~Lock on 無理なんて言わせないっ!~ 感想

遅くなったが先週のi☆Risデビュー6周年ライブのレポ。



久々のi☆Risワンマン。最後に行ったのはツアーの中野だし、最後にi☆Risとしてのライブを観たのはアニサマだし、プリパラちゃんのライブもあったがi☆Risとしては出演してないし、
とにかくライブに飢えてたんすよ。最近リリースもなけりゃリリイベでミニライブもない。
ミニライブやったところで最近は4曲⇒3曲に減らす意図を感じなくもないし

また、開催1ヶ月、半月前あたりから、複数のメディアで今回のライブがストーリー仕立てになるとにおわせる情報が入ってきた。
これには期待半分不安半分であった。どの程度ってのがわからない以上軽率には言えないが、もしストーリーがすべったら、えらいことになるなと思った。
まぁミュージカル的、サンホラ的な歌と劇のミックスも嫌いじゃないので、親のように見守る気持ちではあったよ。

■現地到着
事前物販開始の1時間前、14時に会場着。もちろん仕事は休みよ。
他はともかく虹会限定Tシャツは最低この時間に並ばないと詰む可能性があった。
(昨年1日目は30分前に並んでも完売してたし)
しかしまぁ、今回の物販人すげえ多かった。
やはりアレか、パンフ購読必須って煽ったからだろうか。
偏見で申し訳ないが、きみほんとにi☆Risのオタク?みたいな怖めなビジュアルの方もいらっしゃってちょっと気圧される。
でもまぁ初の深夜アニタイの「Changing point」がそれなりにウケたり、アニサマが好評だったり、あとは久保田のラブライブとか、各メンバーのソロ活動が着実に新たなファン層を獲得している実感はあって。
それで完売したってのもあろうし、まあ嬉しさ半分な混雑ぶりでしたね。

パンフ・二次会久保田Tシャツ(L)・アクリルチャーム×1・ブロマイド×2 を購入。


アクリルチャームは一発で推し出たので交換の手間が省ける。ブロマイドは1枚しか推し出なかったがたいしてやる気でねえ買い物だったので放置。

TDCHは周辺施設が充実してていいね。トイレも軽食も喫煙も滞りなく済ませる。
スイーツ貪りながらパンフをよみよみ。
記載の節々から幻想曲WONDERLAND・Believe in・Love Magic・流星・鏡のLabyrinthはやると確信する。
ラブマジは何度か生で聴く機会を逃してきたためテンションぶちあがる。
流星も初めてなので俄然セトリに期待がふくらむ。

■開場
付近のゲーセンでプリチャンしようかと思ったが、やはり同じこと考えるやつが多く、6台あるプリチャン筐体がすべて埋まっていたため退散。
とっとと入場してあたたかいところで待とうと入場待機列に並ぶ。

本日のお席は虹会一次先行にもかかわらず第1「バルコニー」とかいうトラウマじみた単語の席で落胆していたのだが、
入ってみれば実質アリーナ後方と変わらんし、会場小さいから全然いけるなとなる。緑青サイドなのが橙推しとしては厳しいが
まぁ、今年入ってから一度たりともi☆Risさんのライブを至近距離で観れてないので、もう悪い意味で慣れっこ。

18:30を過ぎると、スーツ姿の仕事上がり直行勢が多数見受けられる。
自分は有給使ったけど、来年こそは普通に休日開催してほしいなとは思う。
平日だと、開始も遅くなるしそれで公演時間縛り出ても残念だしな。

メンバー全員での影ナレを終えた後、19時5分過ぎぐらいに客電が落ち、中尾隆聖さんのナレーションが響く。
なぜ中尾隆聖さん?というところに疑問を持つ人はいないと思うが、いれば『魔法少女サイト』を全話観てくれ。意外だったが納得できる人選である。
あらすじ中「大きなお友達のために」というセリフが入ってきて、あぁ、これプリパラじゃなくてi☆Risのライブだ、というのが感じられてよい。あとお話ノリも把握できたし。

さて、彼女たちの登場だ。暗闇に射すまばゆい光の中から、ステージ上段に3手に分かれて立つ6人の姿が見える……


■Special Kiss
あからさまで露骨な愛を伝えてよ

そう投げ込んで始まるまさかの1曲目。驚いた。
てっきり普通にシングル曲のどれかかましてくるかと思ってたので。
3rd Tour1曲目の「鏡のLabyrinth」とかもそうだけど、1曲目でこれくる!?と思わせる選曲をしないとだめだよな。

スぺキスはもちろんとても好きな曲なのだけれど、間奏のノリノリなギターソロが大好きなので、そこでメンバーが「私のこと好きって言ってみろ」的なあおりを毎回やるのが、残念と言えば残念だったんだよな。もちろんメンバーの振りには答えてるけど。

今回はこれ、1周普通の間奏流してからの芹澤から以下全員のアオりが入るのでとても良かった。

風邪気味ではあったが声もあたためあたため、身体も揺らし、まずはいつも通り自分が楽しめていることに安堵する。


Ready Smile!!
まぁ安定ですな。上半身フリコピたのしー
バルコニーとかスタンド席とか2階3階席ってアリーナと違って冷めてて、
ひとりこもった熱も時間とともに失せていくみたいな体験あるんだけど、
今回はさすがに周囲はみな熱こもったオタクで楽しかった。知らん人しかいなかったけど。

そういや間奏のあの3ペアがかわるがわるセンターで踊る振り付けやってたっけ。どうも記憶が抜け落ちてる気がする。

俺はこの曲の評価基準としてCメロ終わって一瞬の静寂を突き破る芹澤の「Crystal~」の頭のクの鋭さが出るかどうかってのに重きを置いてるんだけど、今回はまぁ鋭さはそこまでだが、タイミング、強さ、ともに良き良き動画でした。
何を言ってるかわからねーと思うがわかるひとがわかれ。

ガチ恋口上その1

■i☆Droid
ド安定だなー。
まあ直近だとホムパ東京昼でもやってるので新鮮さはないが。
目標補足 目があったらドキドキできるような人間になりてえな。


■MC
自己紹介。ひみの名乗りが戦隊風。
クボタはやや甘やかし風。
わりとさらっと流して次。


ミラクル☆パラダイス
ミラパラは楽しい。アニサマぶりなので結構直近だが、やはり楽しい。
振り付け身体が勝手にまねする。
サビのバンザイひらひら~は片手でするか両手でするかいつも迷う。
席の余裕次第ではあるが。

2サビの「そうでしょー」で右人差し指を静かに下ろしてからの「レッツゴゥ(芹澤)」の合図で騒ぎ出すあの緩急が好き。

友達がいないので握手・ハイタッチは再現できない。

落ちサビでセリコが「アーイドルー」でメンバー指さして指されたメンバーが飛び上がるのよき。


■ナレーション
ステージが闇に沈み、中尾隆聖声のネガティブ・オーラが登場(声だけ)
「ネガティブ」で即座に山北が容疑者扱いされるのほんとすき。

■幻想曲WONDERLAND
おなじみの曲頭「あれ~ここどこだろう~?」も今回は前段を踏まえてガチ芝居。
ストーリー的には不安の最中にいるはずだが曲はやはりブチ上がり。

最初に聴いた時からずっとお気に入りの曲だが、頭⇒イントロ・A⇒B⇒サビ⇒間奏~とコロコロ曲調の動静が変化していくのが面白いよね。

最後の久保田セリフは今回は次の曲へのつなぎに。
アドリブ台詞が聴けない寂しさもそりゃあるが、このつなぎが最高 of 最高だったので全部チャラや!

■Vampire lady
前曲のラスト台詞「―だって私たちは」
からのド頭「Vampire lady」ッダーンでイントロがけたたましく鳴る鳴る。
これはすごいツナギだった。誰が考えたのか知らないけど2018年ノーベル音楽賞をあげよう。

「幻想曲WONDERLAND」「Vampire lady」ともに劇空間のような歌詞だが、
雑にいうなら静と動。前曲では暗い霧の中をさまよいながら光を見つけ、ここでは自らを「Vampire lady」と称してネガティブ・オーラに立ち向かっていく。

しかしVampireが両手で襲いかかる振り付けは壮観だなあ。フリコピ勢もやってるからなんかようわからん魔物どもになっとるし。

しかもこれがサビの1瞬、高速で行われてるのがな

ラスサビさきさまの「きみだけだよ」も綺麗に入って大満足


MC
さてさて、Vampire ladyで攻勢に転じてみたが、まだまだ倒し切れていない様子。
そこで次のユニットパートに入る前振りで軽く仲たがい。
芹澤の口の悪さは見ていて気持ちいいな

■Believe in
つよい。赤いライトに照らされてステージ上段両端で拳を向ける二人の姿がかっこいいったら。

推しも客席で観たいと言っていた曲だ。なんやろ、推しが隣でライブ観てるのをみるイベントとかないんか。
一緒にコールとかしたいが。

■Love Magic
ようやっと観れた。i☆Risのオタクになってから、観る機会は何度かあったはずなのにすべて逃し続けてきたので感慨も深い。

実際生で観た感想としては、i☆Risかわいさ頂上決戦勃発という表現が一番適しているかもしれぬ。

両サイドでステージに座り込んでみたり、レス飛ばしまくってみたり、歌い方変えてみたり、それぞれ余裕の風をなびかせつつガチでオタクの心を殺りにきてたのが伝わった。

間奏の振り付けで暗闇の中スポットライトを当てる演出もよき。


■流星
ようやっと観れたパート2

流星といったら1st TourのBDで披露された映像の印象しかなかったのだが
改めて生で聴くと、2人の歌声の力強さが迫ってくるのが心地よい。


■鏡のLabyrinth
冒頭でひとりずつナレーションとともに登場。
スポットライトがひとつひとつ灯り、全員が登場。頭サビなし「鏡のLabyrinth」のギターイントロが鳴り響く。
今回はダンスのフォーメーションも一部変わってた(サビで茜屋・久保田の合わせ鏡の箇所がなかった)

 

■Raspberry night
めちゃくちゃ久しぶりに聴いた曲。2ndアルバムのラストナンバー。
ayatsunagiやパズルと比べてストレートに自身を歌った曲じゃないからだろうか……?
2ndは今回こそこれやVampire ladyがセトリに復活したけど、まぁアルバム曲は基本的に冷遇されてるので、もっと披露する機会が欲しいところですな(それこそホムパとかな)


■Color
やはりイントロを聞いただけでアガる。
6人で歌声を合わせる前曲からの初心を思い出すというストーリー構成。
そこからさらにMemorialへつながるので、なんというか、ただ盛り上がるというよりは荘厳な雰囲気。

■Memorial
Colorからの流れだと、プリパラよりもi☆Ris自身の回顧と決意の歌になるなあ。

■§Rainbow
ここだけはライト水色にかえてひたすら騒ぐ。

ドリームパレード
ひたすら騒ぐ。ガチ恋口上その2

■ナレーション
ネガティブ・オーラ様リスオタ堕ち。
「これが『尊い』ということか……」「新参者だが」「このフォーメーションは~~!?」など、レジェンド級の声優にこんなクソオタ語を喋らせてしまうことに対して罪悪感がなかったと言えば嘘になるなおい


■Happy New World☆
このフォーメーションは~~~!?

終演後ツイートもしたけど、歌詞が非常にエモい。

 

上述の通り、おれ最初シングル落としてこの曲をiPodで聴いてたときは、「なんて陳腐で能天気な歌詞なんや。いまどきこんなん恥ずかしくて誰も書かんで」と思っていた。正直苦手だった。
まぁその印象は実際ライブで味わったハチャメチャな楽しさに上書きされていったのだが、
とはいえ第一印象として歌詞おばかすぎない?というのは少し残っていた。

だがどうだ、ネガティブがポジティブに反転して、オタク文法使い出したフリーザ様の言葉を暖かく聞く会場のオタク。そしてめいっぱい幸せそうに歌い踊るi☆Risをみれば、なんかこの曲に描かれた景色って実在するのかなあと、思わざるを得なかったよ。

さて、曲終わりはばいちゅっちゅでハケなところだが、今回は舞台チックに締めの挨拶がライブタイトルという粋な演出。
6人が声を合わせてLockon!の決めポーズでハケ

■アンコールあおり
影ナレでアンコールをあおるi☆Ris(生か録音かは知らん)
そこまでストーリーに組むのか…

EN

Make it!
アリーナ後方から現れる6人、そしてステージにあがってサインボール投げ。
まーーこれ結成5周年とか4thツアーでもおもったけどアリーナにいない自分の雑魚さが際立つ際立つ

MC
グッズ紹介のあとそらみがはけてったので扇子・オブ・ワンダー☆をやるフラグかと思ったら全然そんなことはなかった。
やれよ!

■アメコイ
高まりすぎた隣のやつの拳に肩を殴られる。
まあ自分も光る棒ぶつけたりするので特にどうもこうもないのだが、
やはり気を削がれて鮮明な記憶がないのが悲しい。
2サビ直後のCメロかけあいが聴けただけでもよしとするか。

MC
新発表。シングル、ツアー、SB69コラボ。クボタのミューモン、ミユーテンがかわいい。ツアー、またツアーかぁ……。やはり関東圏内だけの参加になりそうだが、どうだろうな。
個人的には3rdは楽しくて、4thはいまいちだったのだ(全体の印象だが)
まぁ3rdのときはアルバム発売もなく、セトリが結構入れ替わってたので楽しかったのはある。そういう意味では現時点でアルバム発売する気配がなく、セトリが自由に組めそうなので期待したいところではあるな。


Goin'on
フォーメーションの時点で察しだが、MCでも明らか。
なにげにアンコール最後がこれって初めてか?
名器あたりから右隣りの人が通路までずれてたので、全力でフリコピ。
サビの振付け周り気にせずやれるのたのしー


■終演後
そこには新たなトレードの場が誕生していた。
先述のSB69コラボで、会場出る際にランダムでキャンペーンのカードが貰えるわけだが、裏面に各キャラ1体が描かれているわけだ。
で、何が起こるかッつーと、夜中の東京ドームシティでカード図柄掲げてトレード大会よ。
所持カードと持ってる奴の服装みて、マッチングするオタクとカード交換する流れ。

これ厳しいのがグッズと違って一人1枚、ダブり無しだから、欲しいカードの所持者でかつ渡せるカード(メンバー)を推してるオタクを探さなきゃいけない過酷な神経衰弱になってるとこなんすよ。

自分は久保田推しかつ所持カードは茜屋のパヒミカン。
まーーー苦労したよ。15分20分ぐらいあてどもなく広場彷徨ったもんね。

最終的に交換相手が見つかって事なきを得たが、終演後にこんなことやるってのがまた新鮮で今思えば面白かったな。

■感想
ストーリー仕立てってとこに若干不安を覚えたりもしたけれど、結果大成功でしたね。
セトリもマンネリ感がほどよく消えてていい感じだったし、普段の前半中盤後半な分け方を意識しなかった分、はぴにゅで最後の曲と言われて「もうそんなに経ってたの!?」っていう驚きがあった。

ただ、やはりChanging pointはどうにかしてセトリにねじ込むべきではなかったかと思うよ。
一応最新シングルだし、この曲から入った人もいるだろうし、曲として単純に好きだし、ストーリーにも十分組み込めそうだしさあ。

まぁあと俺の推し曲ブライトファンタジーは干される宿命のようなのでもう、ね。

という不満はもちろんあれど、全編通して幸せな空間を過ごせてよかった。
最近は個別でソロのイベントばっか行ってたけど、i☆Ris6人のステージが一番すきってのを再確認できたのも、ね。

次の目標は東京ドームですか。武道館以降はじめて次のステージを明言しちゃったねえ。
ドーム、行きてえなあ。行かせてあげたいよ。


まあとりあえずはクボタがメインキャストで出演するアニメ『グリムノーツ』ED主題歌「ENDLESS NOTE」だったり、そのリリイベだったり、ツアーだったり、日々迫るイベントをつつがなく楽しめていければええのう。
(ラストわぐりすはやらないのかしら……)



ではでは乱文長文失礼



 

Animelo Summer Live 2018 3日目(8/26)感想

8/29はライブBDが2つも発売する忙しくも楽しい日だった。


ペルソナはニコ生で視聴したしi☆Risは現地にいたので、完全に初見のライブではないのだが、2017年のこの2つのライブはずーっと円盤化を待ち望んでいたほど完成度の高いライブだったので、やっと来たかという心境だ。

ペルソナは横浜アリーナという史上最大級のハコで、かつP5発売から初めての大型ライブ。いままで10年間ペルソナライブを続けてきて、ライブ向けに特化したアレンジ、楽曲が披露されることが多かったのだが、今回はそのライブ向けのアレンジをあえて捨て、ゲーム原曲の完全再現をストイックに演奏。そしてキャラに扮したダンサーを会場に縦横無尽に巡らせる。音もビジュアルもダンスも全開で、例えが適切かあれだがサンホラかと思わせるほどゲームのキャラ・ストーリーと楽曲を融合して魅せるライブだった。
それでいて演者の歌唱やダンスは前回以上にレベルアップしていて、10年ライブを続けてきた経験値が表れるようなパフォーマンス。現地にいなかったことが本当に悔やまれたライブであった。

i☆Risは毎年恒例平日開催のデビュー5周年のライブ。今回は2日間開催で、1日目はファン投票のベスト10を披露し、2日目は昨年11月時点の全シングル曲を一度のライブでやり切るという、それぞれ違ったコンセプトのセットリストで沸かせたライブだった。
当時参加した限りでは、席の位置も近いことから1日目の方が楽しかったのだが、改めて円盤で観ると2日目の完成度の高さが際立つように思う。
激しいシングル曲を近年でも最高に近いコンディションで走り切り、さらに初披露の「trust」、新アルバムから「WONDERFUL PALETTE」、久々に披露した「Fanfare」などのアツい楽曲が並ぶ。そしてラストを「Happy New World☆」で締める構成よ。
そして今回はステージに段差を設けることで、立体的なフォーメーションでの歌唱が目立つ公演でもあった。特に「イチズ」で階段に腰かけて歌う姿は当時のMVを想起させて、会場で聴いていた時から凄くエモかったのを覚えている。
シングル曲含む主要な曲はほぼすべて2日間のなかに収められているので、これはi☆Ris初心者に洗脳を掛ける際にも積極的に利用していきたいアイテムですよ……。


さてさて、こっから本題。
今年もAnimelo Summer Liveに参加してきました。
去年はi☆Risが出演してて、かつ同僚から誘われて6年ぶりに参戦したが、
今回は3日目にi☆Ris上坂すみれJAM Projectが出演との報を聞いて円盤最速でチケットをとり、さらに同僚が取ってた1日目にも飛び込み、熱いアツい夏の締めくくりとなった。

今回は覚えているうちにメインの3日目の感想を。1日目は余力があったら書く。

■席
恐らく今後SSAでこの席を引くことはないであろうA-8。ステージ上手花道寄り、最前から7,8列目あたりだと思う。正直贅沢。めっちゃ近い。センターステージの方が後ろなので、そこでのパフォーマンスは背後から見守る感じになるのはあれだが、もう近さが全てを解消している。

■コラボ(ミルキィ・i☆Ris上坂すみれ東山奈央
最初に推しが出てきていきなりテンションがぶっ壊れた。ステージにミルキィ。上段からi☆Risが登場。
i☆Risの探偵服がめっちゃんこかわいくてなぁ。クボタのネロ衣装素晴らしすぎるでしょ。ショーパンかわいすぎるでしょ。クボタが慕うそらまるとおそろだし、早速壇上で二人の仲睦まじい様子も披露されているし……なんなんこれ?
さらに2番からポップアップですみぺ・なお坊が登場。
もうわけわからん。推しのうえに推しが登場してアホになってた。

■妹s
うまるはあまり熱心なファンではなくて…1期OPは知ってたのでコールはできたが。
とりあえずローニャやアシリパさんでおなじみ、ヒラタオフィス所属でみかこしの後輩、白石晴香を生で観ることができて良かった。とてもかわいかった。

ORESAMA
2曲目「流星ダンスフロア」のカッティングギターが気持ちよく刻まれてたのが好印象。ボーカルもクールで素敵。予習してなかったけど良かった。

■THE MONSTERS
6年前に横アリでみたアレが再び来るとは。まぁ正直大多数であろうそのネタ知らない人にとってどうやねんというのはあるが、スノハレ盛り上がったね。
あとこのパートでは福山芳樹のドラムと美声が楽しめるので良い

■ヘルシェイク矢野
センターから本当にAC部出てきてわろ。アニメでやってたことほぼそのままなのに笑ってしまった。ヘールシェイク

上坂すみれ
1曲はない。マジでない。スタンド脇のポプピピは視線が定まらないから面倒ではあった。
警備員風のダンサーを射殺していく姿はさすが。
ステージ上のスクリーンでは左にアニメOP、右にノンテロver映像を流していた(2番からはMV&サブリミナル蒼井翔太)
「プロデューサー 須藤孝太郎」の文字がデカデカと出たのはとてもよろしい。

■YURiKA
宝石の国OP「鏡面の波」から登場。マジでよかった。Bメロからの声の伸びが半端ない。LWAはあまり見ていないが、アニメのキャラがYURiKAの夢が今叶えられようとしているんだよと告げる演出は泣けた。あれはクるでしょ。
はねバドのOPは次回に期待なのか…?
あと、普通にかわいかった。僕が好きなお顔だった。

オーイシマサヨシ
あにゅぱでも聴いたはずだけどオレモーの場所覚えてなかった。
ダンスはキレてて良かったと思います。

早見沙織
生でみるのははじめてだけど、歌声がほんと素晴らしい。MC中もあのまんまのキャラでほんわかしてたけど、テーマにちなんだOKあおりのところで告知許可入れるのはさすがに草。
予習してなかったけどはいからさんの曲は映像とあいまってとても優しく切ない印象でした。改めて曲も聴こうと思います。

東山奈央
歌声が素晴らしい。2曲目の衣装チェンジはあれ1曲目のトップスが開いた形なのかしら。鮮やかすぎてライトで赤くしているだけなのかと疑ったが。
昨年と違いアップテンポの曲で攻めてて、2曲目の和ものは特によかった。

鈴木みのり
あにゅぱワルキューレ以来。彼女の暴れっぷりすげえな。さすがや。ねぎでエアギターしてる姿がロックだった。

■コラボ(鈴木みのり早見沙織)
「Catch You Catch Me」がまさか生で聴けるとは思わなんだ。みのりの方が芯が強くて、早見は穏やかに包み込むような声でそれぞれ趣深い歌唱だった。

鈴木このみ
わたモテやってくれたのが最高&最高すぎた。入りのシャウトかっこよすぎた。LOST SONGはてっきりゆかりん来るのかと。
1曲目の「アルカテイル」はkeyの新作の曲なんだね。一緒に行った先輩が高まってた。

■休憩
煙草しながらツイッターに取り急ぎ冒頭コラボの感想を投下。トイレは諦めた。

■シクレ・トラセソロ
もちょの顔把握してないのでマジで誰?だった。正直2日目でやらないの何故って感じだし、推しがまだ出てない関係で、曲数消費されるからやめてくれやと思った。天さんはかわいかった。

i☆Ris
センターのナンスが終わったと同時にステージ下から登場。次か次かと待っていた状態なので登場自体の驚きはなし。6人のシルエットを確認し、オレンジを向ける。

Changing pointは安定のかっこよさだが、スクリーンに6分割&メンバーカラーで染められた6人の姿が映る演出マジでよかったね。
正直すぐ目の前にいるからそっちみるのに集中しててちらちらとしかみれてないけど。

MCからプリパラメドレーやることは察せられたが、まさか全OPやるとは思わなんだ。ミラパラではそらみとドレシが上下分かれてそでに出ていくのだが、自分側にそらみが来てくれたのがうれしくて。去年はめちゃくちゃ遠かったが、今回はここまで近く……
周りにリスオタいなかったので、ひとりでレッツゴーレッツゴーとかやってる状態。俺を真似しろ。
メドレーは最高だったけどあえて曲構成にケチをつけるならドリパレはもっと尺取った方がいいし、ブラファンはせめてBメロからやってほしかったし…
Goin'onでラストの「届けー」をやったのは大正解。
ブラファンをステージ下手側でやってGoin'onで花道に移動。そっからMemorialでセンターステージに到達という流れなのだが、花道でも芹澤久保田がレスふりまいたり投げキッスしたりやりたい放題だった。オタクがどんどん落ちてた。
スクリーンのアニメ演出は正直ほとんど見れてない。視線が直で演者に向く席だったので。

Memorial間奏の結成式の振り付けの尊さをあの会場のどこまでがわかっていたのだろう。最初にみたときは涙出るほどいいシーンなのだけど、
何十分の一でも伝わっているだろうか。
Memorialはセンターステージだったので基本後姿を眺めるような形。ただ、久保田はラストの位置的によく見えたような。

ところでメドレーの構成って結局どうなってたんだろ。これであってる?

Make it!(アニメver1サビまで)→ミラクル☆パラダイス(1サビまで)→Realize!!(落ちサビ~最後)→ドリームパレード(1サビ→2サビ後間奏頭めで)→ブライトファンタジー(1サビ)→goin'on(頭サビ→ラスト「届け」)→Ready Smile(1サビ)→Shining Star(1サビ→ラスト)→Memorial(1番→間奏~ラスト)

小倉唯
Baby~はやってくれてよかった。知ってる曲があった。2曲目のタオル曲も予習はしてなかったけどいい曲だね。

蒼井翔太
近くにいた女オタがそこだけ沸いてて、ああ、ほんとうに蒼井だけ好きなんだなあと。
まったく趣味ではないけど歌うまいしMC面白いし、いい歌手だと思うよ。

ZAQ
ソーマの曲やらなかったのはなんで?

OxT
ZAQとのコラボ。シュガーソングは意外だった。ユニゾンもそうだけど、トイズ枠出してくれ。みかこしとか。
オバロ未視聴なので曲は全く知らんが、まぁアガる曲だったし良かったんでねえの? ヴォイを76回言う曲。76回ってあんがいすぐやねんな。

■ミリマス
天さんが属性曲で見えやすい位置にいたのがよかった。やっぱ何度観ても美人。太もも。黒髪。「Brand New Theater! 」はさすがに知ってたがあとは会場ノリだけで楽しんだ。

■ミルキィ
涙。雨上がりのミライ聴けて良かった。ミルキィでは特に推しいないが、久保田が仲いいので暫定そらまる推し。
MCのあいさつ、そらまるはほんのちょっと笑いも起こしつつ、らしい締めで泣けた。
ミルキィを最後にみた2011年のアニサマとほぼ同じセトリだったなぁ。

JAM Project
さすがに年食ったなあとおもう。アニサマの客層もJAMちゃんと知ってる人まわりにあんまりいなかったし、もうかつてトリで湧かせたころの熱狂はないんだなぁというのが再確認されて悲しさはあった。だがそんなの関係ねえ。
福山芳樹をはじめ、影山さんもダニーも遠藤もやばいシャウトをポンポン放っててやばかった。
最新の曲は聴けてないので一部漏れはあったが、THE HERO、VICTORY、GONG、SKILL等ラスボス級の曲をめいいっぱい跳んで、叫んで、楽しみきった!
GONGのBメロで「ふーりーむくーなー」から福山さんと影山さんが向い合って叫ぶおなじみのシーンが目の前で繰り広げられたときが個人的に一番アツかったw
上手ソデにいた影山さんを福山さんがへいへいと(きこえてないが)呼びつけて一緒に高音伸ばす姿、すばらし。

■ラスト挨拶~テーマソング
i☆Risちゃんは早々に登場。毎回人文字やってる気がするが、今回の「OK」はTwitterにも上がっている通りで、凄くハマってた。
蒼井翔太がポプテピ最終回再現やってるときにクボタがファン目線でダメージ喰らってて、それを介抱するゆうきちゃんの図が面白かったんで円盤でも抜いてください。

近年のテーマソングって、ようつべ視聴版じゃまったくピンと来ないんだけど、会場で大合唱のなか聴くといい曲だなと思う。
でも今回i☆Risのパートあんまなくないすか?
まぁでもJAMがテーマソングの真ん中にいるとやっぱ安心感がぱないすな。

■退場
i☆Risちゃんがはけるときのカメラ芸だけのために最後まで待機していた。
去年と違い、最初からみんなカメラを意識した退場だったなか、i☆Risは個人ではなくグループでばいちゅっちゅやってたのが良かった。
ミルキィが最後しめるのがまたね……。

■総評
当初の目的(i☆Ris・すみぺ・JAM)は概ね満足した。すみぺの曲数以外は
i☆Risさんも来年出れるかもまだわからないが、去年と引き続き時間的には3曲枠(だよね?)待遇だし、オタじゃない客の反応も年々良くなっている気がするので、今後も出続けてほしいなあ。
アニサマアニサマでデカい会場でやるからこその面白さがあると思うし、去年の§Rainbow、イチズの選曲や、今年のメドレーなど、観客を驚かしてやろうという意思が他のフェス以上にアニサマでは感じられると思うので。

あと知ってる人も知らない人も、全体的に歌唱力高い3日目だったと思う。曲知らなくても普通に楽しめた演者が多かった。

がっつりライブ楽しんで、酒飯煙草をたしなみながら友人と感想を語り合う打ち上げまで含めて完璧に楽しい一日でした。


朦朧性サンズアンドドウターズ

某氏と飯会のあと我々のこの先の人生のどうしようもなさを語り合う定期的な流れを経て、深夜2時前、ファミマのおにぎりをつまみにストロングゼロを飲みながら上坂すみれの動画を観ている今日この頃。

目と耳が倍に増えないことによってこの世の楽しみがどんどん人生から零れ落ちていくのを実感している。アニメとライブ円盤とにじさんじの配信を流しつつ読書しながらTwitterができれば今かかえている焦りもいくらかは消えように。

BLEACH』を最近全巻買った(半分は買い直した)ので休み中はずっとこれを読んでいた。
本作を愛しているとはいえ、単行本を集めなくなったあとは、千年決戦編の敵味方の動向を週刊で把握するのが難しく、あまり没頭できていなかったというのがあるので、完結して数年、全巻を改めて読み直す機会を伺っていたのだ。

死神代行編は下手すりゃ5年10年ぶりに通読したが、やはりそれぞれのエピソードが光っていて、とっても面白かった。
この頃は一護の力もまだ謎に包まれており、石田編とかが顕著だが、この主人公の底知れない強さが垣間見えるシーンは快感だった。
ほれ、尸魂界編以後は敵キャラの底知れなさに一護が驚愕・絶望させられるパターンばかりだったしさ、無自覚で大虚斬ってるマジやべえやつ感ってその後のパワーアップ展開にも見られなかったと思うんですよね。
あと制服ルキアが可愛い。

尸魂界編はさんざん読んだのでまあ復習感がぬぐえなかったですが。面白いです。
市丸がひとりで悪役やってた頃はマジつえーなーとか、千年決戦編を経て更木戦や白哉戦読むと、斬月の働きがクリアに見えておもしれ―なとか。
藍染が正体を現したところはリアルで超超高まったし、あれを1話ずつ読めて良かったなとか、正体発覚前にあった藍染隊長追悼サイトの中の人ってあの時どんな反応したんだろうということに想いを馳せたりとかした。

破面編。GJ従属官戦、十刃落ち戦、バラガンの配下戦はそれぞれに見所はあるにはあるが、やはり冗長だなと感じざるを得ないところはあった。あとマユリ様が出てくる前までのザエルアポロ戦ね。

あと、初登場時から気に入ってたスターク・ハリベルがそのNo.とは裏腹に、あっさり(でもないけど、印象として)片づけられたのは今でも悲しい。
隊長側の強キャラ、京楽・日番谷と速攻で当たってしまったのがいけないのかなぁとか。順番を変えて仮面の軍勢を適当な従属官相手に無双させて、1・2・3がそれに対し猛威をふるって、そのうえで京楽隊長あたりが本編同様苦戦しながらも倒すのだと気持ちの収まりが良かったか?
まぁスターク・ハリベルってそれぞれ必死に戦ってるはずなんだけど、悪い意味でクールすぎたし、相手も手負いながらも平気な顔でのしちゃうからさ……

死神代行消失編。おれこの話も細かいところは記憶してなかったんだけど、連載当時から(ネットの評価とは逆に)とても好きだったのね。
月島さんが一護を追い詰めていくところとか、すごくホラーだし、一護の絶望感も凄く響いたんだわ。
今回改めて読んでもそこらへんの評価は変わんなかったんだけど、どうでもいいところで、リルカがめっちゃかわいいということを発見した再読だった。

千年決戦編。滅却師の最初の襲撃時の絶望感がほんとすき。一護が虚圏から抜け出せずに技術開発局経由で死神達の声を聴くシーンとか、白哉の今わの際の頼みを聴いて最高に激昂する顔とか。

あとはジジ、王悦、バズビー、ネム、京楽、あたりはいいよね……。
月島や藍染の力も加わっての最終決戦は勿論燃えるんだけど、その前段の恋次の告白も素晴らしいっすよね。

とか言いながら、成田先生の「Can't Fear~」連載まで追いついたところです。

僕からは以上。

私がデビューした日(とそれに付随する2nd Seasonおよびi☆Ris語り)

これは プリパラバーリトゥード Advent Calendar 2017 21日目の記事です。

 

プリパラを観始めた話数を覚えている。

45話「となりのクラスの悪魔なの」 

2nd Seasonがはじまり、再チーム結成の流れを終え、ようやく2ndから登場したアロマゲドンの素顔に触れる回で、この回と共にやや遅れて自分のプリパラ人生も幕を開ける。

 

(当時からあろまと南委員長推し。顔のいい女が好き。ここにそふぃが加わるのはあと1年後)

アロマゲドン編は公私(?)ともに手におえない二人を描写する45話から、二人のはじまりを明かす46話、人知れず努力するあろまの姿や自分の食欲に負けてすれ違いを生むみかんなど「転」としての47話と紡がれる。そして48話、はじめてのドリームシアターライブで披露される「ラッキー!サプライズ☆バースデイ 」で締める。
これはいまでも完璧な構成だと思う。彼女らをメインに綺麗に紡がれるストーリーと、想像以上に完成度の高いライブと、それからカオスなギャグ(ヤギさんに手をツッコむくだりは一生忘れられそうにない)で今後も付き合っていくことを余儀なくされた。

 

とはいえ毎週観ているけれども、その時点では数あるアニメのひとつであったことは否めない。その頃は基本ニコニコで1,2週遅れで観ていたので、リアタイで初登場した新キャラが等の話題はTwitter上でネタバレ的に取得していた。*1

完璧にハマったのはひびきが暗躍し始めた頃(≒あじみ初登場あたり?)、あそこら辺からの物語のドライブ感はヤバかった。そふぃやシオンの引き抜き、らぁら誕生日回Cパートでらぁらを敵認定するひびき、ジーニアスの暗躍・正体推理からのデビューライブ、そして冬のグランプリでの完敗、79話……。

ブライトファンタジーのサビで示唆されていたみれぃが(自責と格差で)落ちる展開。
それを目の当たりにしたとき、「LOVE TROOPER」のイントロを聞きながらだらだらと涙を流して固まっている自分がいた。自分も仕事でその頃落ち込んでたというのもあり、どうしようもなくダメになってるみれぃに「辛いなあ」と共鳴してしまって…。
特にそふぃを突き放したときの、重ねて告げる「ごめん…」がわかりすぎてなー。あーキツいキツい。とても厳しい。*2

この回で完全に自分の物語になってしまったので…もうどこまででも付き合うという気持ちで今現在まで視聴を続けている。みれぃは84話で無事羽ばたくことが出来た。自分も、いつかゴールドエアリー出したい……!*3

※45話までのお話は2期終わりか3期始まり頃にまとめて視聴した。1st Seasonは今でも自分の中では前日譚のように捉えてしまう感覚が抜けない。

 
余談だが、プリパラにガチになった結果、中の人のライブ・リリイベに2016年から通うようになり、今では立派にi☆Risちゃんの小銭入れになってしまった。多方面で人生を蝕むプリパラ罪深い……。アイドルタイムイズマネー!ポワン!
以下の通り久保田未夢さん推しゆえ、中の人影響で北条そふぃにものめりこんでいく今日この頃。
f:id:EVOLVRAVE:20171220010510j:plain

 

 更に余談。自分はキャラ的にも中の人的にもそらみ推し一択なのだが、コミケやプリジャンで購入する同人誌はなぜかドレシが多い。すべてシオレオが悪い。

 

以上、長文乱文ご覧いただきありがとうございました。
また、この企画を機に常々纏めようと思っていたプリパラとのはじまりが整理できました。重ねて企画者・参加者の皆様に感謝致します。

 

*1:とかなんとかいいつつ、同時期のワンフェスでソラミドレッシング(i☆Ris)のライブを初めて観覧し、その場でねんどろいどこ~でのソラミを衝動買いするなど片鱗は既に発揮していたと言える

*2:というか残業を終え、夜遅く帰宅してコンビニ飯と缶チューハイ煽りながら女児向けアニメのキャラに自分を重ねている姿を客観視するとさらに厳しい…

*3:エアリーチェンジが2期限定のシステムで以降使われなくなったのはやや不満。3期だとひびき様が1回飛んだきりだろうか。会場を縦横無尽に飛び回るあの画はあれっきりにしてしまうのは惜しすぎるし、3期以降のキャラでもエアリーみたいぞっぞっ

【アニサマ2017】Animelo Summer Live 2017 THE CARD 2日目感想(i☆Risのみ)

 聴き慣れたイントロが2万7千人を収容する会場に響くのはどこか不思議な感覚だった。

 デビュー曲「Color」(のイントロを使用した登場SE)は、これまでイヤホンから伝わる自分の鼓膜の中から、大きくとも武道館の会場までの広さでしか聴いたことがなかった。加えて、この曲を知っている者が半径10メートルの範囲では自分しかいないことにも違和感があった。
 あまねく3万人弱に届けられるべく発せられた音楽だが、自身の感覚だけでいえば、この世界で自分自身にしか聴こえていない天啓のようにすら思えた。孤独感と高揚とがコーヒーに垂らしたミルクのように渦となって脳裏を巡るのをすべてが終わったのちに認識したが、そのときはやがて登場する彼女らに応えんがために急ぎペンライトのオレンジを点けるのに必死だった。

 「We are i☆Ris!!!」
 「Color」のイントロに乗せて宣言されたのち、シンセの低音が鳴り、1曲目「§Rainbow」が幕を開ける。正直、予想の外の外だったため戸惑った。いや、本当は予想は可能であった。同日に出演する「KING of PRISM」の前身番組である『プリティーリズム レインボーライブ』の第2期EDであること。また、それを加味せずとも、当時を知らずともこの演出は映像で確かに目にしている。2013年8月25日。Animelo Summer Live 2013 FLAG NINE3日目。i☆Risがデビュー1年にも満たない時期に同じ舞台に初出演を果たしたとき。そのときの流れが目の前で再現されているという事実を認識し、そこに意味を見出す前に震えた。

 曲中の彼女らは、記憶にある映像より堂々としていた。ご新規向けに丁寧な煽りを入れずとも、この曲そのもので魅せるのだという気概があったように思えた。それは4年間の成長かもしれない。一種の開き直りかもしれない。これまで3度立ち続けたアニサマというステージへの信頼であったかもしれない。ただ、剥き出しのそれをぶつけられた自分は精一杯それに応えるしかないのだ。特に周囲に同志が見当たらない自分は、それを自発的行動で成さねばならなかった。ワンマンの時とは違う。誰かが先行して声を張り上げてくれる環境とは違う。世界にこれを聴くのが自身のみであるのなら、ほかでもない自分が、「だけど だってさ 強くなるのって ムヅカシイ」と歌う彼女(ら)にエールを送るのだ。そしてそれを知らぬ観客に知らしめねばならない。ぼくらが声を上げるのだ。ぼくだけではない、きみ以外のみんなでもない。きみが、ぼくらが喉をからして叫ぶに値するものがここにあるのだとふれて回るのだ。さぁ!

 「せーりーざーわー!ゆーうちゃん!ゆーうちゃん!ゆーうちゃん!ゆーうちゃん!」

その試みが実を結んだかは定かではない。所詮私は2万7千人のなかのひとりでしかない。中心に立って、天から見下ろして実際どうだったかなど知る由もない。ひとり空回った姿が衆目に晒され、打ち上げの話のタネのひとつになっただけかもしれない。
 私は生憎ステージ上の彼女らの表情を肉眼で確認出来る位置にいない。正面のスクリーン越しに仰ぎ見るだけだ。ただ、芹澤は力強く落ちサビへのファルセットを伸ばしていたし、そこに映る久保田の表情はプリズムの煌めきのごとく輝いていた。「こんな楽しいステージに立てて本当に幸せ」と後に語るとおり、「楽しい」という感情をありったけ表現して、おそらく彼女を初めて観るであろう観客たちに向けて、視線を振りまいていた。そこにはアニサマのゼネラルプロデューサーであるさいとーぴーが雑誌「Voice Brody」で2013年当時の彼女を評したような「歌うことに苦手意識を持っている」姿はもういなかった。

「§Rainbow」が終わり、続けてスクリーンに、暗転の中腕を頭の後ろで交差させるポーズをとる山北が映る。プリパラ第3期最終OP「Shining Star」だ。
 今回は、前回前々回のようなアニメ『プリパラ』の映像を使用した導入はない。これにネガティブな反応をもつ人もいるだろう(実際いた)。しかし、この曲はそれでいいのだ。
 ひとつはその歌詞が、振付が『プリパラ』その歴史を体現しているからだ。 

「キミがいればどんな夢もつかめるから」

冒頭で歌う言葉は同作品で主人公のらぁらが唱える「み~んなトモダチ み~んなアイドル」の精神の言語化であり、全編にわたってこれまで紡いできた物語と、その先に続く未来について語っている。
 また、2番明けの間奏の振り付けは最初のOP「Make it!」からこれまでのプリパラ楽曲の印象的な振り付けをらぁら&みれぃ~SoLaMiSMILE結成、Dressing Pafeの合流といったストーリーラインに沿って再構成したものだ。本作のMVがドラマ仕立てであり、振付ver.MVもまだ未公開であることから、これを知らないアニメ『プリパラ』ファンはまだ多いのではないかと思われる。フェスでの傾向として、花道ステージを含めた広い会場を使うことから、間奏のいままでの楽曲の振り付けは省略されるという危惧もあったが(アニメ紅白の際はほぼ省略ver.だったはず)、遠目から見る限りでも、ほぼ完全な状態でダンスに徹していたように見えた。
 また、「Shining Star」は、プリパラのOPのなかでもあまり「楽しさ」を全面に出さないシリアスな曲調をもつ楽曲のひとつだ。(ほかには「ブライトファンタジー」「Goin'on」があたる)前年までと同様の楽しさいっぱいなコンセプトのアニメからの導入で適切かは疑問である。
 なにより本人たちもインタビュー等で語っている通り、アニサマ出演時のアニメからの導入は一種『プリパラ』からの手助けであり後押しだ。『アイドルタイムプリパラ』で世代交代が進んでいるように、彼女らもアニサマにおいて、『プリパラ』がなくともひとつのアーティストとして確固とした姿でステージに立たなければならない。
 i☆RisがOPを担当しなくなり、物語としても次世代へとバトンを渡すことが明らかになってから思っていたことだが、i☆Risが『プリパラ』のメインでなくなることはさみしい。だが、それを嘆いてどうする。結局『プリパラ』が今後5年10年続くとは限らない。続いたとしてもいつまでも手元にあるわけではなかろう。そのとき、ずっと前から予想されてたそのときが今なんだ。『プリパラ』から離れてi☆Risが成立しませんというならそれはその程度のグループだったということだ。じゃあその後の答えはどこにある? 歌っている。「果てなき夢 はるかな道のまだ途中 ためらわないで笑いながら進もうよ」「キミの夢とみんなの夢 重なるとき ステキな奇跡がきっと世界に起きるよShining Star」
 ここは途中だ。旅のどこかだ。そう宣言して歌っている。そして私のではなく「キミの」「みんなの」夢があれば奇跡は起こせる。

 2曲目が終わり、ここでMCが挟まる。3rdアルバムの告知、本来ならここで初めて発表してリスオタ大爆発の流れであったが、前日にポロリしていたので新鮮味は薄れてしまっている。ただ、それを告げる時の山北の「風の噂でご存知の人もいるかもですが」という前置きには好感を抱いた。2nd Tourで導入された外国人警備員に対するファンの反応についての言及や、河口湖でのライブ中でSOLD OUTしなかったことに触れたことや、伝説となった武道館での所信表明など、山北はここぞという場面でも常に正直にストレートに言葉をつむぐ。だからこそリーダーにふさわしいと思う。
 さて、MCが入った時点でアニサマでは初の3曲枠での出演が確定していたので私は歓喜にうち震えていた。事前に3曲枠なら「Shining Star」「DIVE TO LIVE」「幻想曲WONDERLAND」と予想していた。なので、次は後者2曲のうちどちらかだろうと。山北が「切り札」と称した時点では「幻想曲WONDERLAND」と確信した。
 だがタイトルコールはまたも予想を外した。「イチズ」である。i☆Risの2nd singleであり、アニメ『ムシブギョー』のEDを飾った悲壮と決意に溢れたバラード。しかもシングルver.ではなく昨年の武道館で披露されたリアレンジver.だ。
 正直困惑した。この選曲でいいのか。確かに「イチズ」自体ライブで披露されることがあまりないレア曲であり、ここで聴けるのは単純に嬉しい。先に発表された3rdアルバムにもこのリアレンジver.の収録が決まっていることだし、武道館公演を目の当たりにしたプロデューサーの意向もあったかもしれない。しかしこの曲はプリパラではない。ともすればアニタイであるかすらここに集う大半の、万単位のお客は知らないだろう。本当にこのバラードで勝負を挑んでもよいのだろうか。挑戦的すぎるぞ。
 

「いつの日か今よりも強くなりたい」

 私はこのシングルが発売された当初の彼女らの状況を知らない。セールス的にも動員的にも微妙な時期で…という程度の伝聞はきくが、実際の空気感を詳細に知っているわけではない。なので、武道館でこの曲が披露されたときのメンバーの涙や表情にも、親身になってあげることができなかった。
 ただ、特にこの曲の歌詞は、i☆Risの当時の心境と強く結びついているものなのだろうとは想像がつく。
 ピアノメインのよりシンプルなアレンジとなったこの曲は聴いていてハモリがより強調されるようになっている。
茜屋や若井が歌唱力を存分に振るうサビの魅力はもとより、澁谷の上ハモ、山北の下ハモがさらに存在感を増す構成だ。芹澤や久保田の声も単体として響き渡るようになっている。まさに聴かせるi☆Ris。ただこわいのが、アップテンポの曲ならば観客のコールの多寡で支持がある程度みえる(逆に会場の温度も残酷なほど見えてしまう)が、このような完全に聴かせるバラードでは、観客の反応はそれぞれの心の中だ。それが正直とても不安だった。
 けれどそれは杞憂に終わったようである。終演後、ともに参戦した同僚からはこの曲について「イメージと違ってカッコよかった」との評を頂いた。さらにTwitterでざっと検索する限りでは、i☆Risをあまり知らない人の反応は概ね良いといっていい。これが本当に、おこがましいけれども自分の事のようにうれしかった。うれしいのと同時にこの曲で勝負を仕掛けた彼女らにあらためて敬意を抱いた。

総評:
今回はじめてアニサマi☆Risを観たが(アニサマ自体久々なのがお察しである)、本当に楽しかった。
セットリストも予想を外し、かつ期待以上のパフォーマンスだったし、画面越しではあるが、みんなのステージ衣装も綺麗で、クッソかわいかった。
今までの年との比較は円盤を待つが、例年よりも凄いステージという印象は消えることはないだろう。
ブログ内で言及していないが、その他のアーティストも飽きさせることなく、素晴らしいものだった。


 余談。fhanaの「青空のラプソディ」のダンサーとして後半に再登場したi☆Risとスフィア。fhanaのステージが終わっても壇上に残った彼女らは宝箱から魔女の帽子をみつけ、それぞれに書いてある文字のアナグラムを解く。すると「i☆Risphere」という文字が生まれ、コラボ楽曲の「おジャ魔女カーニバル」を披露される。
 この演目も大いに楽しんだ。Aメロの応答に「どーする?」「いーよね」と大声で叫ぶ。ただ、それ以降私が平静でいられなかったのは彼女ら10人がそれぞれサイドに控えたトロッコに乗り込み、アリーナを移動し始めたからだ。そのとき私がいたのはアリーナEブロックの上手端の席。アリーナといえどもステージ上の演者は遠く、人の頭でほとんど見えない位置であった。その状況下でもそれはそれとして楽しんではいたが、トロッコに乗ってまさに目が合う地点に、しかもこちら側に久保田が!もう今日イチのテンションで到着を待った。待った。しかし。

 トロッコは来なかった。
 おそらくCブロック辺りでトロッコは進路を左に変え、アリーナの中を突っ切るように折れた。愕然。落胆。テンションダウンMAX。いやでもしかし、でもしかし、希望は残されている。逆側を走行していた茜屋らがいるトロッコが入れ替わりで上手サイドに現れる。
「ひみちゃん!ひみちゃん!」
ありったけ声をあげた。だが、無慈悲。入れ替わりで上手に現れたトロッコはそのままステージへと戻ったのであった。
 いいさ。次がある。アニサマかどうかは知らないが、またSSAに彼女らが立つとき、今度こそは接近でありったけ想いをぶつけてやるのだ。